米国はウクライナ支援用の予算の96%をすでに使用=ホワイトハウス
カービー米ホワイトハウス国家安全保障会議(NSC)戦略広報調整官は8日、米国がウクライナへの安全保障、経済、人道分野の支援用の予算の約96%がすでに使用されたと発言した。
ニュースサイト「アメリカの声」が報じた。
カービー氏は、「戦争当初からウクライナに与えられた資金の総額から計算すると、それは600億ドル以上となり、それは安全保障支援だけでなく、経済や財政支援、人道支援も含むものであり、私たちは約96%を利用したことになる」と発言した。また、ウクライナの安全保障支援用資金で計算しても90%以上が使用されたと伝えた。
そして同氏は、米議会に対してウクライナのための追加支援要請を承認するよう呼びかけた。
その際同氏は、「米国防総省は、冬の前に備蓄補充のために最大約11億ドルを確保している。つまり、その滑走路は短くなりつつあり、私たちはその追加要請を承認する必要がある」と強調し、ウクライナの防衛戦力が天候が悪化して、攻勢が困難になる前の時間を最大限利用できるようにするために、ウクライナへの安全保障支援の供与継続は必要だと補足した。