ウクライナ東部ハルキウでロシア軍のミサイルが地面に着弾 死傷者なし

ウクライナ東部ハルキウのシェウチェンキウシキー地区では12日、ロシア軍の発射した「S300」のミサイルが娯楽施設近くの地面に着弾した。犠牲者は出ていない。

13日、シニェフボウ・ハルキウ州軍行政府長官がテレグラム・チャンネルで伝えた

シニェフボウ氏は、「昨晩、19時23分頃、敵がミサイル攻撃を行った。暫定で、地上発射型ミサイルシステム『S300』から、ハルキウのシェウチェンキウシキー地区に向けてだ。娯楽施設の近くの地面に着弾が確認された。木造の門が損傷。また、別の娯楽施設にも軽微の損傷が出ている。犠牲者は出ていない」と伝えた。

同時に同氏は、過去24時間で、敵はハルキウ州の前線近くやロシアとの国境近くの自治体に対して砲撃を繰り返したと報告した。

とりわけ、チュフイウ地区のヴォウチャンシク、ネステルネ、クプヤンシク地区のノヴォムリンシク、クプヤンシク=ヴゾロヴィー、シニキウカ、キスリウカ、クロフマリネ、タバイウカが砲撃を受けたと書かれている。

また、イジューム地区のチェルネシチナ村では、誘導航空爆弾での攻撃により民家が損傷。

同時に、過去24時間、州内で民間人死傷者は確認されなかったという。

クプヤンシク方面では、ウクライナ防衛戦力がロシア軍の襲撃を11回撃退したとのこと。

また、12日の時点で、クプヤンシク地区の危険な自治体から257人の児童が避難したと報告され、住民の避難が継続していると補足された。