ウメロウ宇国防相、露軍ミサイル攻撃を受けた第128旅団の当時状況を報告

ウクライナのウメロウ国防相は14日、ロシア軍のミサイル攻撃を受けて多数の死傷者の出た第128独立山岳襲撃ザカルパッチャ旅団が、ミサイル着弾時に適切な隠蔽方策を取っていなかったことが判明したと報告した。

ウメロウ国防相がフェイスブック・アカウントに書き込んだ

ウメロウ氏は、「国防省総監査局は、第128独立山岳襲撃旅団へのミサイル攻撃の状況調査の結果を私に報告した。今、私たちは何がどのように起きたのか、分刻みで把握している。何が悲劇をもたらしたのか、どのようにしていたら回避できたのかを明らかにした。確かに、建物の中庭に表彰のために軍人が集められていた。あらゆる隠蔽ルールが無視されていた。近くには10台以上の車両が停められていた」と伝えた。

そして、その時上空にはロシアの偵察用無人機が飛行していたという。

同氏は、「それ(無人機)は確認されていた。州内全域に空襲警報が発令されていた。軍人には、敵の無人機が活動している地点について警告されていた。ミサイル発射が確認されるとすぐに『ミサイルの危険』シグナルが拡散された。表彰のばでは、取りまとめられた安全方策は何も取られていなかった」と報告した。

加えて同氏は、同事件の国家捜査局による捜査は続いていると述べつつ、事件の責任者は皆法に従った罰を受けることになると強調した。

さらに同氏は、「私は、部隊の安全手順の遂行状況を確認するよう参謀本部に指示する。軍人の安全に責任のある全ての指揮官に対して呼びかける。基本的安全方策の無視は、看過し得ない」と伝えた。

これに先立ち、ウクライナ軍第128独立山岳強襲ザカルパッチャ旅団は6日、3日のザポリッジャ州でのロシア軍によるミサイル攻撃を受けて、同旅団の軍人19名が死亡したことを認めていた

ウクライナのゼレンシキー大統領は5日、ウクライナ軍第128山岳襲撃旅団がロシア軍のミサイル攻撃を受けたことにつき報告していた。