ロシア軍、キーウとハルキウをミサイル攻撃 キーウで停電発生

ウクライナへの全面侵略戦争を続けるロシア軍は、2日朝、キーウを空中発射型弾道ミサイル「キンジャル」で攻撃した。現時点では、撃墜されたミサイルの破片落下を含め、市内複数地区で被害が発生し、市民10名の負傷が判明している。

クリチコ・キーウ市長がテレグラム・チャンネルでキーウ市内の被害を報告した

クリチコ氏は、現時点で判明している市内の被害として、ポジリシキー地区の複数地点で火災発生、スヴャトシンシキー地区で社会インフラの建物に着弾あり、ペチェルシキー地区で集合住宅屋上に着弾あり、別の住所でも通報あり、オボロンシキー地区で倉庫が炎上、デスニャンシキー地区でスーパーマーケットが炎上、ソロムヤンシキー地区でミサイル攻撃により炎上した集合住宅で12名が負傷し、病院へ搬送されたと伝えた

電力会社「DTEK」は、テレグラム・チャンネルにて、キーウ市キーウ州で停電が発生していると発表した。

発表には、「キーウは、攻撃により、シェウチェンキウシキー地区、スヴャトシンシキー地区、ホロシーウシキー地区、ポジリシキー地区、オボロンシキー地区の建物で一時的に停電」「キーウ州では、ロシア占領軍の攻撃で、ブチャ地区とヴィシュホロド地区で一時的に停電」と書かれている。

また同社は、安全状況が変わり次第、皆に電気を必ず戻すとも伝えた。

東部ハルキウ州のシニェフボウ州軍行政府長官は、テレグラム・チャンネルにて、ロシア軍は2日朝、少なくとも4回ハルキウを攻撃し、6名の負傷者が出ていると伝えた

シニェフボウ氏は、「占領者はハルキウの中心部を少なくとも4回攻撃した」と書き込み、6名の負傷者が発生したとし、集合住宅、自動車が損傷し、火災が発生していると伝えた。

また、ウクライナ空軍は、テレグラム・チャンネルにて、空襲発射型弾道ミサイル「キンジャル」がキーウ方面へ複数飛来したことを報告している