ウクライナの前線では移動式電子戦機器が特に必要=軍人
偽情報対策センター副所長を務めるウクライナ軍のアンドリー・コヴァレンコ中尉は、ウクライナ防衛戦力は、敵の無人機への対策となる移動式の電子戦機器を特に必要としていると発言した。
コヴァレンコ副所長がウクルインフォルムの対談番組「戦争について」出演時に発言した。
コヴァレンコ氏は、「戦車に設置して、シグナルをジャミングすることで、戦車をFPV自爆型無人機の飛来から守る移動式電子戦機器がある。そのような移動式電子戦機器はもうかなり前から話題とならないといけなはずのものだ」と強調した。
同氏はまた、防衛戦力への無人機と電子戦機器の供給はまとめて検討されるべきものだと述べつつ、「なぜなら、私たち皆、無人機のことは盛り上がっているのだが、(編集注:無人機と電子戦機器は)まとめて盛り上げるべきなのだ。(編集注:電子戦機器のことも)盛り上げねばならない。なぜなら、そうすれば募金はそちらにも向かうし、人々が大量に支援してくれるようになる。今は、私たちの陣地がFPV自爆型無人機からの防衛できるようにすべく、移動式電子戦機器を最前線に供与することが非常に重要だ。なぜなら、敵はそれ(FPV無人機)をかなり効果的に使っているからだ」と説明した。