ロシア、ウクライナ東部都市攻撃に北朝鮮製ミサイルを使用
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ウクライナ国家警察ハルキウ州総局は、7日のロシア軍のウクライナ東部ハルキウへの攻撃に北朝鮮製弾道ミサイルが使われたと発表した。
同日国家警察ハルキウ州総局のボルヴィノウ捜査局長がフェイスブック・アカウントで伝えた。
ボルヴィノウ氏は、「朝ハルキウへ向けて発射された5弾のミサイルの内2弾が北朝鮮製だ。弾道ミサイルの金属の破片を爆発物専門家が産業地区領域で集めた。専門家の暫定的結論では、これは北朝鮮のミサイルHVASON 11GA (KN-23)である」と伝えた。
Дві з п'яти ракет, випущених вранці по Харкову, - північнокорейського виробництва. Металеві уламки балістичних ракет...
Опубліковано Сергієм Болвіновим Середа, 7 лютого 2024 р.
またボルヴィノウ氏は、公共テレビ番組出演時に、ミサイルはコンクリート、屋根、その他の製品を製造する企業に着弾したと伝えた。5弾のミサイルが互いに近接して着弾したことが確認されているという。著しい破壊が生じ、いくつかの施設は完全に破壊されたという。女性1名と男性2名(警備員と企業の総責任者)が負傷したと伝えた。
ロシア軍の攻撃はベルゴロド州から行われたもの。現場では、捜査班が活動しているという。
これに先立ち、7日、ロシア軍が再びウクライナ各地に大規模ミサイル攻撃を行っていた。
クレーバ宇大統領府副長官は、ウクライナ全土で民間人が5名死亡、48名負傷したと報告している。
なおハルキウでは、1月2日にも、ロシア軍が同市の攻撃に使ったミサイルが北朝鮮からロシアに提供されたものである可能性が指摘されていた。フィチョ・ウクライナ陸軍司令部報道官は、ハルキウ方面で北朝鮮のミサイルが使用されたことを認めている。