ウクライナ防空戦力、露軍発射の自爆型無人機を45機中40機撃墜 ミコライウで着弾あり
ウクライナ空軍は、10日から11日にかけての夜間にロシア軍がウクライナへの攻撃のために発射した自爆型無人機「シャヘド136/131」45機中40機を撃墜したと報告した。
空軍がテレグラム・チャンネルで伝えた。
発表には、ロシア軍はクリミアのチャウダ岬とバラクラヴァ方面から無人機を発射したと書かれている。
40機の撃墜は、キーウ州、ヴィンニツャ州、ジトーミル州、キロヴォフラード州、ミコライウ州、チェルカーシ州、オデーサ州、ドニプロペトロウシク州、ヘルソン州で行われたとのこと。
その他、ウクライナの南部防衛戦力は、テレグラム・チャンネルにて、ミコライウにてロシア軍の自爆型無人機が着弾し、火災が発生、負傷者1名が出ていると報告した。
発表には、「未明、ウクライナ南部防衛線力作戦圏で、敵が再び大規模無人機攻撃を実施した。防空部隊の緊迫した活動は5時間半以上続いた。敵の優先課題は、またも沿岸インフラと農業施設であった。その内のミコライウにある1つに着弾し、火災が発生、爆風で近隣の住宅、地元住民の民間の自動車、送ガス管が損傷した」と書かれている。
また暫定情報で1名の住民が負傷したという。
さらに、「戦闘活動の結果、26機の自爆型無人機『シャヘド136/131』が撃墜された。内18機はミコライウ州、4機はオデーサ州、またヘルソン州、ドニプロペトロウシク州、キロヴォフラード州、ヴィンニツャ州で1機ずつだ」と報告されている。
キーウ市軍行政府は、テレグラム・チャンネルにて、夜間にキーウへ向かっていた敵の自爆型無人機は、全て撃墜されたと報告した。
発表には、「本日未明、敵は、再びウクライナ首都への空撃を行なった。今回の攻撃の武器は、一時的被占領下クリミア領チャウダ飛行場から敵が発射した自爆型無人機『シャヘド』だ。キーウ方面へは、敵の無人機は西側から入ってきた。首都の空襲警報は約2時間続いた。防空戦力・装備は、キーウへ向かっていた敵の無人機『シャヘド』を全て、町へ向かう手前で破壊した!」と書かれている。
キーウには、犠牲者も破壊も生じていないとのこと。
写真:統一部隊司令部