ロシア大型揚陸艦は無人水上艇「マグラV5」を使い破壊=ウクライナ情報機関

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ウクライナ国防省傘下情報総局は14日、撃沈したロシア海軍黒海艦隊の大型揚陸艦「ツェーザリ・クニコフ」の破壊は、無人水上艇「マグラV5」を使って行われたと発表した。

情報総局がフェイスブック・アカウントで伝えた

情報総局は、14日にウクライナ防衛戦力を構成するその他の戦力と連携して、ロシア海軍の大型揚陸艦「ツェーザリ・クニコフ」を破壊したと伝えた。

今回の作戦は、情報総局特殊部隊「グループ13」が遂行したものだとし、また特殊作戦実現は「ユナイティド24」(ウクライナのデジタル移行省と同行政府が運営する募金サイト)の支援を受けて実現されたものだと説明されている。

大型揚陸艦は、一時的被占領下クリミアのアルプカ近海で自爆型無人水上艇「マグラV5」により攻撃され、左舷に致命的な穴が空いたことで、沈没し始めたと書かれている。

情報総局は、「象徴的なのは、艦名の由来となったロシア人将校がちょうど101年前に死亡したことである」と説明している。

なお、プロジェクト775大型揚陸艦「ツェーザリ・クニコフ」は、ロシアの最新型艦船であり、87人の船員が乗船でき、ロシアがジョージア、シリア、ウクライナに対する戦争を遂行する際に利用されてきたものだという。

また、侵略国側の捜索救助作戦は成功しなかったという。

これに先立ち、ウクライナ軍参謀本部は14日、同国の軍と情報総局が共同でロシア海軍大型揚陸艦「ツェーザリ・クニコフ」を被占領下クリミア・アルプカ沿岸で破壊したと発表していた

なお、情報総局特殊部隊「グループ13」は、2月1日にもロシア連邦黒海艦隊のタランタル型ミサイルコルベット「イヴァノヴェツ」を無人水上艇で破壊していた