ロシア軍、再びウクライナを大規模ミサイル攻撃 各地で死傷者あり

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ウクライナへの全面侵略戦争を続けるロシア軍は、15日未明から朝にかけて再びウクライナ各地をミサイルで攻撃した。

西部リヴィウ州のコジツィキー州軍行政府長官は、フェイスブック・アカウントで、同攻撃によりリヴィウ市内で3名が負傷したと報告した

発表には、「今朝のリヴィウへの攻撃で、2名が負傷した。ナウコヴァ通りの建物に住む男女だ。切り傷である。現場で治療が施された」と伝えた。

その後同氏は、さらに1名の負傷者が出ており、病院へ搬送されたと伝えた。

同氏は、「リヴィウ市内のインフラ施設への着弾が確認された。火災が続いている」と書き込んだ。

リヴィウ市内の被害 写真:アナスタシヤ・スモリイェンコ/ウクルイフォルム

ナウコヴァ通りでは、16軒の建物の窓が爆風で損傷し、近隣の自動車も損傷したという。

南部ザポリッジャ州では、クルチェウ・ザポリッジャ市長代行がテレグラム・チャンネルにて、ザポリッジャへの攻撃で負傷者が4人出ていると伝えた

クルチェウ市長は、「今朝敵がザポリッジャを攻撃した。インフラ施設が攻撃を受けた。暫定情報では、4名が負傷した」と書き込んだ。

現時点では、集合住宅、教育施設、商業施設が損傷しているという。

中部ポルタヴァ州のプロニン州軍行政府長官は、テレグラム・チャンネルにて、同州の倉庫にロシア軍のミサイルが着弾し、火災が発生したと伝えた

プロニン氏は、「未明に敵がポルタヴァ州を攻撃した。ミルホロド地区の倉庫に着弾がある。それにより100平方メートルにわたり火災が発生した。幸運にも、死傷者は出ていない」と書き込んだ。

中部キーウ州のクラウチェンコ州軍行政府長官は、フェイスブック・アカウントで、ロシア軍ミサイルにより2つの自治体に被害が出たと伝えた

クラウチェンコ氏は、今朝ロシア軍がキーウ州をミサイルで攻撃したとし、空襲警報は2時間以上にわたり続き、州内では防空システムが稼働したと書き込んだ。

同氏は、ミサイルの破片が州内2つの自治体で確認されたとし、7つの民家と複数経済施設、自動車に損傷が確認されており、窓が割れ、壁面や屋根が破損したと伝えた。同州では、死傷者は出ていないとのこと。

同州のフェドルク・ブチャ市長は、テレグラム・チャンネルにて、ブチャ共同体では5軒の民家が損傷したと伝えた。犠牲者は出ていないとのこと。

また同氏は、ブチャ共同体のブダ=バビネツィカ村にミサイル撃墜後にできた穴の動画を公開した。

キーウ市軍行政府は、テレグラム・チャンネルにて、キーウ市方面へ飛来したミサイルは全て撃墜されており、被害、死傷者は出ていないと報告した

南部ドニプロペトロウシク州のリサク州軍行政府長官は、テレグラム・チャンネルにて、ロシア軍は同州の民間インフラ施設を攻撃したと伝えた

リサク氏は、「朝、防空が州上空で2弾のミサイルを撃墜した。それらはニコポリ地区とノヴォモスコウシク地区に落下した。また、ドニプロ地区に着弾がある。インフラ施設が損傷した。大切なことは、誰も負傷していないことだ」と書き込んだ。

西部フメリニツィキー州州軍行政府は、テレグラム・チャンネルにて、ミサイル攻撃にて週内の民間インフラ施設が損傷したと伝えた

発表には、「フメリニツィキー州では民間インフラ施設に損傷がある」としつつ、現時点では負傷者情報は入ってきていないと書かれている。

東部ハルキウ州チュフイウのミナイェヴァ市長は、公共放送に対して、同市への深夜のミサイル攻撃にて、市民が1名死亡したと報告した

ミナイェヴァ市長は、「チュフイウへの0時頃の攻撃で少なくとも1名が死亡した。女性の遺体は、破壊された民家から見つかった」と伝えた。

その他、ハルキウ州警察は、テレグラム・チャンネルにて、14日夜、ハルキウ州のヴェリカ・ブルルカへの露軍ミサイル攻撃にて、2名が死亡したと報告した

発表には、「暫定情報では、2名が死亡、彼らの個別データは警察が特定している。4名が負傷、男性3名、女性1名だ」と書かれている。

また、集合住宅2軒が被害を受け、アパート16軒が損傷、8軒が破壊されたという。瓦礫の下には4名が残されている可能性があるという。

南部ヘルソン州のプロクジン州軍行政府長官は、フェイスブック・アカウントで、同州は過去24時間で18回の砲撃(砲弾192発)を受け、1名の住民が死亡したと報告した

東部ドネツィク州のフィラシュキン州軍行政府長官は、フェイスブック・アカウントで、同州は過去24時間で露軍の攻撃により住民8名が死亡したと報告した

フィラシュキン氏は、14日、同州ではセリドヴェで3名、ミコライウカで3名、バハティルで2名が死亡し、さらに13名が負傷したと伝えた。