十分な支援があればウクライナは2025年に反転攻勢に移行できる=ブダーノウ宇情報総局局長

ウクライナ国防省傘下情報総局のブダーノウ局長は、パートナー国から十分な支援があり、今年防衛を維持し続けられたら、ウクライナは2025年に反転攻勢に移行できると発言した。

ブダーノウ情報総局局長が米ウォールストリートジャーナルへのインタビュー時に発言した。情報総局が伝えた

ブダーノウ氏は、ウクライナ部隊が東部アウジーウカを撤退してからも、前線の状況は困難であるとしつつ、他方で敵も問題を抱えており、ロシア側は生産数以上の弾薬を使用しており、また去年ロシア軍が使用するために渡された戦車の大半は旧式のものだと指摘した。

また同氏は、ロシアの職業軍隊の多くは全面侵攻初年に破壊されており、現在敵は訓練を受けていない徴兵兵を戦闘に送り込んでいると伝えた。

そして同氏は、「ロシア軍の2024年の優先的目標は(編集注:ウクライナ東部の)ドネツィク・ルハンシク両州の完全占領のままであるが、彼らはまずもってそれを達成できない。彼らには戦力が足りていない」との見方を示した。

同氏は、ロシア軍の今後のさらなる消耗と、2025年のウクライナ側の反転攻勢への移行に言及した上で、パートナー国からウクライナへのさらなる支援が重要だと強調した。

写真:情報総局