ウクライナ保安庁、ロシア軍の北朝鮮製弾道ミサイルによる攻撃につき報告

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ウクライナ保安庁(SBU)は22日、ロシアが北朝鮮製の弾道ミサイルによりウクライナを攻撃していることを確認できる証拠を記録していると報告した。

保安庁広報室が発表した

保安庁は、ロシアがウクライナの民間インフラを空撃する際に北朝鮮製の長射程弾道ミサイル「Hwasong11(KN23/24)」を使用している事実を記録していると伝えた。

また、捜査班のデータでは、ロシア軍はこれまでにウクライナに対して20弾以上の北朝鮮製ミサイルを発射しており、これにより少なくとも24名が死亡、100名以上の民間人が重傷を負ったという。

ロシア軍による北朝鮮製弾道ミサイルの使用の最初の事例の1つは2023年12月30日に確認されたもので、ザポリッジャに対する攻撃だったと書かれている。

次に、1月初頭のキーウの集合住宅に対する攻撃の際にも北朝鮮製ミサイルが使われたとし、その際キーウ市民が4名死亡、50名以上が負傷したと喚起されている。

写真:SBU

さらに、ロシア軍は、ウクライナ東部ドネツィク州の前線に隣接する5つの町の住宅に対しても北朝鮮製弾道ミサイルを使用したとし、17名の死者が出たと伝えられた。

加えて、ハルキウに対する攻撃にも使用され、住民3名が殺され、60名が負傷したと報告された。

SBU捜査班は、刑事捜査(侵略国幇助、戦時法違反)の一環でこれら全ての事例を記録していると伝えた。

また、SBUは、北朝鮮からロシアへの武器供給ルートの確立も行っていると伝えた。