今後数か月は困難となる=ゼレンシキー宇大統領
ウクライナのゼレンシキー大統領は25日、今後数か月はウクライナにとって「困難となる」と予想した。
ゼレンシキー大統領がフォーラム「ウクライナ 2014年」の総括として開いた記者会見時に発言した。ウクルインフォルムの記者が伝えた。
ゼレンシキー氏は、「今後数か月、私たちは困難だろう。なぜなら、米国で揺れがあり、それがいくつかの国に影響を及ぼしているからだ。(中略)3月、4月に、激しい政治的、財政的な波や、様々な圧力の時期を乗り越えることになる。ロシアは、夏のはじめ、あるは5月の終わりの反転攻勢の準備をしていく。できるならだが…。彼らは準備していく。私たちは、彼らの攻撃に向けた準備をしていく」と発言した。
同氏はまた、ウクライナも計画の準備をしているとし、「それに従って進んでいく」と発言した。
その他同氏は、「米国の選挙が転換点となる。そして、私たちは、その後何が起こるかを理解していくことになる。私は、最初の(平和)サミット開催できると思っており、少なくとも、最初の世界のための終戦をもたらし得る文書を準備するためにあらゆることを行う。戦争は、私たち皆、ウクライナにとっての公正な平和で終わらねばならない」と発言した。
同氏は、今年年末の状況は、多くの要因に左右されていくと述べた。
また同氏は、「もし今、あるいは今後数か月に、ウクライナが主要産業中心地のために10セットのパトリオットを獲得できていたら、そして、そのシステムを前線近くで使用できていたら、彼ら(ロシア軍)は、私たちのところに近づけず、撤退していたであろう。私たちは、彼らの防衛線を破壊し、前に進んでいたであろう。パトリオット10セットで状況は決定的に変わっていたであろう」と強調した。
同時に同氏は、それはパトリオットが全てを解決するわけではないとも述べた。