ウクライナが戦争を「凍結」させることは決してない=ウクライナ情報機関トップ
ウクライナ国務省傘下情報総局のブダーノウ局長は、ウクライナが戦争を現状のまま凍結させることは決してないと発言した。
ブダーノウ局長がカナダ公共放送CBC局へのインタビュー時に発言した。
ブダーノウ氏は、「ロシア人は、私たちに彼らが制圧した領土を認めさせて、現状の全てを凍結できたら非常に喜ぶだろう。そして彼らは、勝利を祝うことだろう。それは決して起こらない」と発言した。
また同氏は、ロシアが何らかの手段でウクライナの機密である反転攻勢計画へのアクセスを得たことを認めた。同氏はその際、「私が大統領以上に述べることはない。いわば、私たちは、計画がロシア連邦にとって知られていたという情報、証拠を得たのだ。それは深刻な問題であり、私たちは一定の行動をとっている」と発言した(編集注:ゼレンシキー大統領は2月25日に、ウクライナの反転攻勢計画は開始前からクレムリンの机の上にあったと述べていた)。
その他ブダーノウ氏は、無人機がどれだけ効果的であろうと、完全に兵士の代わりになることはできないとの見方を示した。同氏は、「無人機は、陸上戦力の代わりになることは決してない。それらは、単にその支援の手段である。無人機によって、敵に損失を出させることはできるが、今のところは、中世同様、軍人がやってきて、旗を立てない限り、何も変わらない」と発言した。