ウクライナ・ハッカー集団、モスクワ地下鉄の乗車賃支払いシステムを攻撃

ウクライナのハッカー集団「ウクライナIT軍」は、ロシア首都モスクワの地下鉄利用者のための乗車賃支払いシステム「トロイカ」など、複数のロシアのサービスへのハッキング攻撃を行った。

13日、ウクライナのデジタル移行省広報室がテレグラム・チャンネルで報告した

発表には、「サイバー軍は、乗車賃支払いシステム『トロイカ』を含む、複数の政府・地元ポータルを攻撃した。それは、ロシアの大型チケット支払いシステムの1つであり、38の地域で利用されている」と書かれている。

今回の攻撃を受けて発生した障害により、モスクワとカザンでは、交通カード所有者が運賃の支払いや、カードのチャージ、駐車料金の支払いができなくなったと報告されている。

なお、これまでにも「ウクライナIT軍」は、ロシアの大型オンラインポータルサイト「メール・ル」へのハッキング攻撃を行っている。