マクロン仏大統領、欧州部隊のウクライナへの派兵につき「私たちは可能性を排除しない」
フランスのマクロン大統領は14日、ウクライナにおける戦争は欧州にとって存亡をかけたものであるとし、フランス軍のウクライナへの派兵については、それが将来不可欠となった場合には、その可能性は排除しないと発言した。
マクロン大統領が仏テレビ局へのインタビュー時に発言した。
記者からフランス軍のウクライナへの派兵の可能性について質問されると、マクロン氏は、「過去数年、私たち皆が思いもよらなかったことが起こる世界に生きている。ストラスブールとリヴィウの間は1500キロメートル未満だ。わかるだろうか。たったの1500キロメートルだ。戦争はすでにここ、すぐそばにあるのだ」と答えた。
同時に同氏は、「現時点では私たちはそのような状況にはないが、そのような(編集注:派兵の)可能性は排除しない」と述べた上で、プーチン露大統領を止めなければ、戦争はウクライナでは止まらないだろうとし、状況が悪化する時には準備がなければならないとし、「私たちは準備がある」と発言した。また同氏は、「私たちが攻勢を主導すること、私たちがイニシアティブを取ることは決してない」とも説明しつつ、選択肢を排除するべきではなく、戦争が欧州に広がるなら、それはロシアの選択でしかないと指摘した。
写真:ウクライナ大統領府