ロシア軍、ウクライナを連日大規模ミサイル攻撃 各地で爆発音

ウクライナへの全面侵略戦争を続けるロシア軍は22日も、前日に続いて同国全土に対してミサイルと自爆型無人機による大型攻撃を行っている。南部のザポリッジャ、ドニプロ、クリヴィー・リフ、東部のハルキウ、北部のスーミで爆発音が確認された。

フェドロウ・ザポリッジャ州軍行政府長官は、テレグラム・チャンネルで、南部ザポリッジャ市での爆発音を伝え、「敵は8回のミサイル攻撃をザポリッジャに行った。インフラ施設が攻撃され、民間の建物が被害を受けている。被害者に関する情報は確認中だ」と書き込んだ

ウクルインフォルムのザポリッジャ在住記者も繰り返し爆発音が聞こえたと伝えている。

東部ハルキウでは、テレホウ市長がテレグラム・チャンネルで、爆発につき報告した

テレホウ氏は、「現時点でハルキウでは約15回の爆発だ。市内では電気に問題が生じている。敵は、電力構造を狙っている。いくつかの飛来地点で火災あり。皆に対して気を付けるよう呼びかける。敵は、攻撃を続けるかもしれない」と書き込んだ。

また、シニェフボウ・ハルキウ州軍行政府長官は、テレグラム・チャンネルにて、「占領者は、15回以上、電力施設を攻撃。市内はほぼ完全に停電。全ての緊急当局が活動している」と書き込んだ

ヴィルクル・クリヴィー・リフ市軍行政府長官は、テレグラム・チャンネルにて、南部ドニプロペトロウシク州クリヴィー・リフで複数爆発があったことを報告した

南部ドニプロ市のウクルインフォルムの記者も大きな爆発音を聞いたと伝えている。

また、北部スーミで爆発音が聞かれたと報道されている。

中部ヴィンニツャ州のボルゾウ州軍行政府長官は、フェイスブック・アカウントにて、「敵は、無人機と巡航ミサイルでハイブリッド攻撃を行っている。重要インフラ施設に着弾がある」と報告した

これに先立ち、ロシア軍は、21日にはキーウ方面に対して31弾のミサイルで攻撃。ウクライナ側はこれを全弾撃墜したが、キーウ市やキーウ州で市民に10名以上の負傷者が出ていた。