ロシア軍、ウクライナ東部ハルキウをミサイル攻撃 死者6名、負傷者11名

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ウクライナへの全面侵略戦争を続けるロシア軍は、6日未明同国東部ハルキウをミサイルや無人機で攻撃。現時点で、死者6名、負傷者11名が出ていることが判明している。

シニェフボウ・ハルキウ州軍行政府長官がフェイスブック・アカウントで報告した

シニェフボウ氏は、「S300により複数の攻撃により、集合住宅9軒、行政庁舎、幼稚園、自動車サービスセンターの洗浄場、ガソリンスタンドの店、寮、乗用車とトラックが破損した。2度目の攻撃は1時2分。負傷者は合計で11名、死者は6名だ」と伝えた。

また同氏は、前日の日中にも誘導航空爆弾によりハルキウが攻撃され、建物が損傷したが死傷者は出なかったと書き込んだ。

写真:ヴヤチェスラウ・マジイェウシキー/ウクルインフォルム

ゼレンシキー宇大統領は6日、フェイスブック・アカウントにて、ハルキウ州の防空の強化が極めて重要だと強調した

ゼレンシキー氏は、「ロシアのハルキウに対するテロは止まらない。市と地域へのさらなる攻撃。集合住宅や民間インフラが破損した」と書き込んだ。

そして同氏は、「残念ながら6名が死亡した。遺族、近親者に心からの哀悼を伝える。10名以上が負傷した」と伝えた。

その上で同氏は、「そのテロを不可能にしなければならない。ハルキウ州のための防空の強化が極めて重要だ。そして、パートナーたちは、その点で私たちを支援できる」と強調した。

これに先立ち、ウクライナへの全面侵略戦争を続けるロシア軍は5日、同国南部のザポリッジャをミサイルで攻撃。民間人4名が死亡、2名の記者を含む25名が負傷していた。

また、5日、南部オデーサでは、トルハノウ市長が敵の撃墜されたミサイルの破片により、集合住宅16軒と学校が負傷したことを報告した。