露軍攻撃で負傷したウクルインフォルムのズヴォナリョヴァ記者の容体安定

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5日のロシア軍のウクライナ南部ザポリッジャ市へのミサイル攻撃の際に怪我を負ったウクルインフォルムのオリハ・ズヴォナリョヴァ記者は重体で病院へ搬送されていたが、現在容態は安定している。

ザポリッジャにてリジェンコ救急治療病院院長代行が病院を訪れたウクルインフォルム総裁に伝えた。

リジェンコ氏は、「患者の容体は、大規模な負傷と流血によりかなりの重体だった。治療がなければ命に関わる危機だった。しかし、私たちは、適時かつ完全に全てのことを行った」と発言した。

また、オウチェンコ第5ザポリッジャ病院第1集中治療室長は、「現在患者には肯定的な変化が観察されており、容体は安定している。患者には意識があり、クレームはない」と伝えた。

同氏はまた、ズヴォナリョヴァ氏は1、2か月後には仕事に復帰できるだろうと伝えた。

その他同氏は、同院は以前も大量の患者のためにかなり集中的な活動をしてきたが、敵の砲撃が強まってからさらに仕事が増えているとしつつ、他方で病院には医薬品は供給されていると伝えた。また、同氏は、人員についてはいくつかの問題はあるが、それはウクライナ全土で共通の問題だと指摘した。

なお、同日、マツーカ・ウクルインフォルム総裁とスモリイェンコ写真記者が負傷後に入院しているズヴォナリョヴァ記者のもとを訪れた。

ズヴォナリョヴァ氏は、5日の着弾時の様子につき次のように語った。「最初の3回の爆発の後、現場で活動していた時、そこに国家非常事態庁職員が集まり、警察が現場ではたらいていた。皆が4回目のミサイルの音を聞き、逃げ出し始めた。しかし、ミサイルはとても早く飛来してきたため、私は近くにあった車のそばで倒れた。横に倒れた。地面の側の体は怪我をしておらず、上を向いていた側を切り刻まれた。車のガラスが割れ、ガソリンが流れ出ているのを見た。近くにいた同僚や医療班の人たちに感謝している。彼らがすぐに行動し、止血帯を巻き、救急車を呼んでくれた。友人が負傷したのも知っている。しかし、現場に人がいたから、私たちがいた場所では死者が出なくてすんだのだ…。」

またズヴォナリョヴァ氏は、「胃に破片がある。しかし、今まだそれは取らなくて言いそうだ。足と手の破片は抜かれた。太腿の骨が折れており、そこにイリザロフ固定機とプレートがあてられている」と説明した。

これに先立ち、ウクライナへの全面侵略戦争を続けるロシア軍は5日、同国南部のザポリッジャをミサイルで攻撃。民間人4名が死亡、ウクルインフォルムとTSNの記者2名を含む25名が負傷していた。

写真:オレクシー・マツーカ(フェイスブック)