ロシア軍、ウクライナ各地の町を引き続き攻撃 民間人に死傷者
ウクライナへの全面侵略戦争を続けるロシア軍は、7日から8日にかけて、ハルキウ州、ザポリッジャ州、オデーサ州など同国各地をミサイルや自爆型無人機での攻撃を続けた。
東部ハルキウ州への攻撃につき、シニェフボウ・ハルキウ州軍行政府長官は、テレグラム・チャンネルにて、7日、州都ハルキウへ複数回攻撃が行われたと伝えた。
シニェフボウ氏は、「4月7日12時1分から12時4分にかけてハルキウ市シェウチェンキウシキー地区で、滑空爆弾(UMPB D-30)での攻撃により建物19軒、自動車13台が破損。5名が負傷。(中略)同時に、(市内)インドゥトリアリニー地区でS300による爆発あり。集合住宅2軒、生産企業1軒、車両10台が破損。犠牲者なし」と伝えた。
7日の露軍攻撃によるハルキウ市内の被害 写真:ヴヤチェスラウ・マジイェウシキー/ウクルインフォルム
写真:国家警察
また、シニェフボウ氏は、過去24時間、ハルキウ州のリャスネ、リプツィ、コザチャ・ロパン、クルフリャキウカ、クプヤンシク、デルハチ、コリスニキウカ、ゾロチウへの攻撃が確認されたと伝えた。犠牲者なし。
ウクライナの南部防衛戦力は、テレグラム・チャンネルにて、南部オデーサ州にて8日未明に自爆型無人機「シャヘド」が運輸施設に着弾したと報告した。また、撃墜された無人機の破片によりガソリンスタンドが損傷したという。
南部ザポリッジャ州のフェドロウ州軍行政府長官は7日朝、、テレグラム・チャンネルにて、同州ではロシア軍の無人機攻撃により、54歳の男性が死亡したと伝えた。
南部ドニプロペトロウシク州のリサク州軍行政府長官は、テレグラム・チャンネルにて、7日夜に同州クリヴィー・リフ地区にて、防空戦力がロシア軍の巡航ミサイルを撃墜したと報告した。
中部ジトーミル州のブネチュコ州軍行政府長官は、フェイスブック・アカウントにて、8日未明にロシア軍が自爆型無人機にて同州の重要インフラ施設を攻撃したと伝えた。
ブネチュコ氏は、「本日未明の空襲警報時、ジトーミル州では敵の自爆型無人機により重要インフラ施設が攻撃された。防空戦力・機材は、一部の『シャヘド』を撃墜することに成功した」と伝えた。犠牲者は出ていないとのこと。