ロシア軍がウクライナ捕虜の処刑動画公開 宇オンブズマンが国連と赤十字に連絡

ウクライナ最高会議(国会)のルビネツ人権問題全権代表は7日、ロシア軍によるウクライナ人捕虜の処刑の事例が確認される動画に関して、国連と国際赤十字委員会(ICRC)に連絡したと発表した。

ルビネツ全権代表がテレグラム・チャンネルで報告した

ルビネツ氏は、「ロシア連邦による国際人道法の規範へのさらなる違反に関して、国連とICRCに対して、これら期間がその事実を記録するよう、公式書簡の形で速やかに連絡した。それは犯罪を扱う法廷にとっても証拠となるべきものだ」と書き込んだ。

同氏はまた、捕虜の殺人はジュネーブ条約違反であり、重大な国際犯罪だと指摘し、このような事例はロシア侵略軍により体系的に行われていると補足した。

さらに同氏は、国際社会はロシアに対して、戦争犯罪の痕跡を隠すことはできないという、明確なシグナルを送るべきだと主張した。

そして同氏は、戦争犯罪には時効はないとも指摘した。

これに先立ち、7日、テレグラム・チャンネルの1つにて、ロシア軍人が3人の捕虜を銃殺する場面が確認できる動画が公開されていた。

動画では、ロシア軍人が武器を持たず、動けなくなっている軍人に対して、自動小銃らしきもので複数回発砲しているのが確認できる。投稿には、この処刑はヘルソン州オレシュキ共同体クリンキ村近くで起きたことだと書かれている。