ロシア軍、自爆型無人機でウクライナ南部ミコライウを攻撃
ウクライナへの全面侵略を続けるロシア軍は、28日未明に同国南部ミコライウを自爆型無人機「シャヘド131/136」で攻撃した。
ミコライウ州軍行政府がフェイスブック・アカウントで報告した。
攻撃は、28日未明4時45分、「シャヘド」によりミコライウ市に対して行われたとある。「その結果、ホテルの建物が激しく破損し、火災が発生、迅速に鎮火された。近くの別のホテルでは窓が割れ、車両が損傷。さらに、発熱インフラ施設が損傷した。被害は確認中。犠牲者なし」と報告されている。
また行政府は、27日17時25分に、ミコライウ地区で、自爆型無人機「ランツェト」でベレザン共同体への攻撃があったが、犠牲者は出ていないと伝えた。さらに、21時台に2回、22時台に1回、クツルブ共同体に対して榴弾砲による砲撃があり、住宅が損傷したと報告されている。犠牲者は出ていないとのこと。
オレシチューク・ウクライナ空軍司令官は、テレグラム・チャンネルにて、ロシア軍は28日未明に「シャヘド131/136」4機(クリミア・チャウダ岬から発射)と地上発射型誘導ミサイル「S300」1弾(露ベルゴロド州から発射)で攻撃したと報告した。
これに対して、ウクライナ防空戦力は、「シャヘド」4機をキーウ州、ヴィンニツャ州、フメリニツィキー州、キロヴォフラード州で撃墜、未確認型無人機をミコライウ州で撃墜したという。
写真:コスチャンティン・リベロウ