ウクライナの軍籍アプリで約140万人が個人情報更新 19万人は女性

ウクライナのスマートフォン用官製軍籍情報アプリ「レゼルヴ+」にて、約19万人の女性を含む、約140万人の兵役義務者が自身の個人情報を更新した。

ラズトキン国防報道官がテレビ番組「統一ニュース」出演時に発言した。

ラズトキン氏は、「今朝の時点のデータは次のとおりだ。『レゼルヴ+』を更新したのは、137万1000人のウクライナ国民、兵役義務者、徴兵者、予備役だ。国外在住者の内、1万8000人以上が個人情報を更新した。女性は、約19万人である」と発言した。

また同氏は、情報を更新した者の内、16万4000人は兵役免除者であり、15万3000人以上は徴兵済みの者、9万人以上が兵役猶予者だと説明した。

そして同氏は、「確かにアプリ『レゼルヴ+』をすでに利用した人々のかなりの活発さが観察できている。ダウンロードしたのは、さらに多く、人々はもしかしたら、様子を見ており、少し後で情報を更新するかもしれない」と発言した。

その他同氏は、アプリの個人情報に「捜索中」とのステータス表示が出ている者は、軍籍ルール違反であり、地域採用センター(編集注:徴兵機関)に連絡せねばならないと喚起した。加えて同氏は、この規範はウクライナ国民の国外で17歳になった青年も対象であるとしつつ、軍籍に登録されるのは、地域採用センターを訪れた時のみだとも指摘した。

これに先立ち、ウクライナ国防省は、5月28日時点でスマートフォン用軍籍情報アプリ「レゼルヴ+」にて、約117万人の兵役義務者が自身の個人情報を更新したと発表していた