ウクライナ特殊作戦軍、北朝鮮兵のメモを解読
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ウクライナの特殊作戦軍は、ロシア領クルスク州で戦死した北朝鮮兵のメモを公開した。メモには、ウクライナの無人機を「狩る」方法や、榴弾砲砲撃圏を回避する手段が書かれていた。
特殊作戦軍がテレグラム・チャンネルで伝えた。
特にギョン・ホン・ジョン氏は、自身のメモで、ウクライナの無人航空機と対抗する戦術を絵で描き、「無人機を排除する方法。無人機を見つけたら、3人グループを作らねばならない。同時に、おびき寄せる1人が7メートルの距離を取り、射撃するものは10〜12メートルの距離を取る。おびき寄せる者が立ち止まると、無人機も動きを止める。その瞬間、射撃し、排除する」と書いていた。
特殊作戦軍は、これが北朝鮮の戦術なのか、それともロシア側から教えられたものなのかは、今のところ判明していないと伝えた。
さらに、メモには、榴弾砲の砲撃圏を回避するためのアドバイスを含む、北朝鮮兵のイラストやガイドラインもあるという。
そのメモには、「砲撃圏に入ったら、次の集合地点を定めて、小グループに別れて、砲撃圏を離れる。他の手段:榴弾砲は同じ地点を砲撃するわけではないので、(前回の)着弾地点に隠れ、その後砲撃圏を離れることができる」と書かれているという。
特殊作戦軍は、ウクライナ防衛部隊は引き続き北朝鮮兵をクルスク州で殲滅していると報告した。
これに先立ち、ウクライナのゼレンシキー大統領は23日、軍最高司令官会議の総括として、ロシア領クルスク州で死傷した北朝鮮軍人の数は3000人を超えると発表していた。