オルバーン・ハンガリー首相、ゼレンシキー宇大統領に対して協議加速のための停戦につき考えるよう要請

ハンガリーのオルバーン首相は２日、ゼレンシキー大統領に対して、停戦を行うことを考えるよう要請した。オルバーン氏は、そうすれば協議の速度が上がるかもしれないと考えているという。

キーウを訪問したオルバーン首相がゼレンシキー大統領との会談後共同記者会見時に発言した。ウクルインフォルムの記者が伝えた。

オルバーン氏は、「私は、大統領に、少し違う進み方はできないかと述べ、一時休止をし、停戦し、それから、協議を始めて、それを続けることについて考えるよう要請した。なぜなら、停戦は、その協議のテンポの加速を保障し得るからだ」と発言した。

また同氏は、ハンガリーが欧州連合（ＥＵ）議長国を務める間、同国は「可能なところ全てで支援していく」と発言した。

写真：キリロ・チュボチン／ウクルインフォルム

なお、２日、ハンガリーのオルバーン首相がキーウを訪問した。同氏のウクライナ訪問はロシアによる対ウクライナ全面侵略が始まってから初めて。

これに先立ち、７月１日、ハンガリーがＥＵ議長国に就任した。同国は今後半年間のＥＵ理事会活動の運営を行っていく。

写真：Zoltan Fischer/Hungarian PM's Press Office/MTI