露政権、報道関係者にクルスク州情勢に注目を集めないよう指示=宇偽情報対策センター

ウクライナの国家安全保障国防会議(NSDC)傘下偽情報対策センターのコヴァレンコ所長は6日、ロシアのプロパガンダ拡散担当者たちはロシア政権から、情報の焦点を北部(編集注:クルスク州情勢)からドネツィク・ルハンシク両州の戦闘に移せとの課題を受け取ったと伝えた。

コヴァレンコ氏がテレグラム・チャンネルで伝えた

同氏は、「ロシアの軍事ジャーナリストとプロパガンダ担当者は、情報面で北部からドネツィク州とルハンシク州の戦闘に注意の焦点を緊急に移せとの課題を受け取った。(編集注:その後)『行政府庁舎に三色旗掲揚』や今日の大勝利に関するニュースが出てきた」と伝えた。

また同氏は、それはロシア人の伝統的な情報戦略だと指摘した。

同日同氏はまた、「ロシアの軍事ジャーナリストはクルスク州の情勢コントロールの程度について嘘をついている」としつつ、ロシアは国境をコントロールできていないと指摘していた

なお、同日、ロシア発のテレグラム・チャンネルは、ロシア領内の国境周辺で戦闘が起きているとし、ウクライナ軍がクルスク州に侵入したと主張していた。

ウクライナ政権は本件に関して公式な発表を出していない。