ゼレンシキー宇大統領、クルスク作戦で制圧したロシア領につき「今のところは必要」

ウクライナのゼレンシキー大統領は、ロシア領クルスク州の一部は「勝利計画」の一部であり、当面は同領土のコントロールを維持していくと発言した。

ゼレンシキー大統領がNBCへのインタビュー時に発言した

ゼレンシキー氏は、「今のところは、私たちにはその領土が必要だ」と発言した。

同氏はその際、ウクライナが近々国際パートナー国に紹介する戦争の「勝利計画」のためにその領土は重要であるため、ウクライナはその領土のコントロールを維持していくと発言した。

さらに同氏は、「私たちにはロシア領は必要ない。私たちの作戦は、私たちの領土一体性を回復することを目的としたものだ。私たちはロシア軍人を、ウクライナ軍人と交換するためだけに捕まえている。そして、領土に関する姿勢も同じである。彼らの領土は私たちには必要ない」と強調した。

同時に同氏は、ウクライナ軍人がロシア領をさらに制圧する可能性についてはコメントせず、「私はそのことについて話すことはできない」と発言した。

さらに同氏は、ウクライナが米政権に対してロシア領内での作戦計画について事前に伝えていなかったことについて、「ええ、私たちは誰にも伝えなかった。そして、それは信頼の話ではない」と発言した。また同氏は、昨年夏のウクライナの反転攻勢が失敗した原因の1つは、計画について公の場で過剰に議論が行われたことであり、それによりロシア側に準備の時間を与えてしまったと説明した。