ウクライナ東部トレツィクでの市街戦継続=報道官

ウクライナの作戦戦術集団「ルハンシク」のボボウニコヴァ報道官は9日、東部ドネツィク州トレツィクにてロシア軍がツェントラリナ通りの市街地を前進し続けており、市内では激しい戦闘が続いていると発言した。

ボボウニコヴァ報道官がテレビ番組出演時に発言した。

同氏は、「状況は変わっていない。私たちは、ツェントラリナ通りで敵を抑えている…。しかし、市内の戦闘は非常にダイナミックだ。あるところでは彼らが入ってきて、私たちが彼ら(編集注:ロシア軍)を殲滅し、追い出しているし、あるところでは彼らがどこかの入り口を制圧しては、私たちが同様に追い出している。そのため、状況はまさに1時間毎に非常に激しく変化している」と発言した。

また同氏は、敵はチャシウ・ヤル、トレツィク、ニュー・ヨルク、及びシヴェルシク方面のウクライナ軍を襲撃しようとしていると伝えた。

敵の戦術につき、同氏は、敵は少数の集団での戦術を用いており、兵器を使用することは極めて稀だとし、「概ね彼らは3、4、5人の少数グループで襲撃しようとしており、彼らは著しい損耗を被っている。ある者は逃げ出すし、ある者は戻っていくが、彼らは何度も何度も襲撃してくる」と述べた。また、攻撃してくるのは主にロシアの正規の歩兵、特殊部隊兵、榴弾砲だと補足した。