ウクライナのショッピングモールにミサイル攻撃を行った航空機操縦士、ロシア領内で遺体で発見=情報総局

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ウクライナ国防省情報総局は21日、2022年6月27日にウクライナ中部ポルタヴァ州クレメンチュークのショッピングセンター「アムストルアムストル」に対するミサイル攻撃などに関与した戦争犯罪者のロシア軍航空機操縦士ドミトリー・ゴレンコフ氏が処分されたと発表した。

情報総局がソーシャルメディア「X」アカウントで伝えた

10月20日朝、ブリャンスク近郊スポネヴォ村のりんご園にて、ゴレンコフ氏の遺体が発見されたという。

ゴレンコフ氏は、シャイコフカ飛行場を拠点とし、爆撃機「Tu22M3」を保有するロシア空軍第52重爆撃機航空連隊(第33310基地)の航空機操縦士だったという。そして同人物は、ロシアの飛行隊の本部長のポストに任命されていたと書かれている。

加えて、ゴレンコフ氏は、2022年6月27日のウクライナ中部クレメンチュークのショッピングモール「アムストル」をはじめとする、民間施設へのミサイル攻撃に関与してきた人物だと報告されている。「アムストル」には、当時数千人が中にいて、同ミサイル攻撃により22名が死亡、数十名が負傷したことが喚起されている。

さらにゴレンコフ氏は、2023年1月14日の46名(内6名は児童)が死亡した南部ドニプロの集合住宅へのミサイル攻撃にも責任があるという。

情報総局は、ゴレンコフ氏の遺体は、頭部に、金槌によるものと見られる多くの損傷があるとした上で、戦争犯罪1つ1つが正義の報いを受けるだろうと伝えている。