ロシア軍、ウクライナ南部クリヴィー・リフをミサイルで攻撃 8名が負傷

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ウクライナへの全面侵略戦争を続けるロシア軍は、11日朝同国南部クリヴィー・リフをミサイルで攻撃した。現時点までに児童2名を含む8名が負傷したことが判明している。

リサク・ドニプロペトロウシク州軍行政府長官がテレグラム・チャンネルで伝えた

リサク氏は、「合計でロシア軍の攻撃で8名が負傷した」とし、11歳の男児と、58歳と75歳の女性が病院へ搬送されたと伝えた。

またゼレンシキー宇大統領もまた、ソーシャルメディア「X」アカウントで、同攻撃につき報告した

ゼレンシキー氏は、「普通の5階建ての集合住宅がロシアのテロのミサイルによって攻撃された。1つの吹き抜けの1階から5階が破壊された」と書き込み、当局が人命救助のために活動しており、瓦礫の下に人々が埋まっている可能性があると指摘した。

また同氏は、「ロシアは毎日毎晩、同じテロを犯している。より多くの民間施設が目標となっている。ロシアはこの戦争を続けたいだけであり、その攻撃1つ1つがロシアからの外交の主張を否定しているのだ」と指摘した。

その上で同氏は、ウクライナはロシアのテロから自衛するために武器と、外交を現実的かつ効果的にするためにより強力な世界の支援を必要としていると伝えた。そして同氏は、「原則的な決定とウクライナのための強力な支援なくして、ロシアが平和を追求する動機を得ることはないし、同国は新たな目標を選び続けるだけだと」と指摘した。