ロシアによる中距離弾道ミサイル「オレシニク」使用は戦況を変えない=米国防総省

米国のシン国防総省報道官は11日、ロシアが中距離弾道ミサイルを使用しても、ロシア・ウクライナ戦争の状況を変えることはないとし、それはロシアによるウクライナを怯えさせる新たな試みだと指摘した。

シン報道官が記者会見時に発言した。ウクルインフォルムの特派員が伝えた。

シン氏は、「私は、ロシアがその類のミサイルを発射することを決めても、それが戦況を変えることはないと指摘することが重要だと思っている。それはウクライナに対して被害と損耗をもたらす新たな試みに過ぎない」と発言した。

同氏はまた、ロシアが近日中に中距離弾道ミサイルをもう1弾発射する意向があるとする情報機関の情報の存在を認めた。その際同氏は、発射が行われる確実な日時は不明だとも指摘した。

同時に同士は、「私たちは以前もそれを見てきた。彼らはウクライナを怯えさせるために武器庫にあるあらゆる種類の武器を使おうとしている。しかし、当然ながら、ウクライナは米国やその他の世界中のパートナーたちのおかげで私たちの支援を受け続けている」と発言した。

これに先立ち、11日、AP通信は米政権関係者の発言をもとに、ロシアは中距離弾道ミサイル「オレシニク」を近日中に再びウクライナに対して発射する可能性があると報じていた