ロシア軍、ウクライナ各地のエネルギー施設をミサイルで攻撃
ウクライナへの全面侵略戦争を続けるロシア軍は、25日未明から朝にかけて、同国各地のエネルギー施設への大規模なミサイル攻撃を行った。
ハルシチェンコ・エネルギー相がフェイスブック・アカウントで報告した。
ハルシチェンコ氏は、「敵が再びエネルギー部門を大規模に攻撃している」とし、エネルギーシステムへの悪影響を最小化するために、必要な電力消費制限措置がとられていると伝えた。
東部ハルキウは、朝6時以降、複数のミサイルによる攻撃を受けた。ウクルインフォルムの記者は、「ハルキウが大規模なミサイル攻撃を受けている。市では複数の爆発が聞こえており、弾道ミサイルが市の方へと発射されている」と伝えた。爆発は10回以上聞こえたという。
シニェフボウ・ハルキウ州軍行政府長官は、フェイスブック・アカウントにて、ロシア軍は6時〜6時29分の間にハルキウへと大規模な攻撃を行ったとし、市内のサリチウシキー地区、キーウシキー地区、ネミシリャンシキー地区で着弾が確認されたと伝えた。そして同氏は、「現時点で、6名の負傷者が出ている」と報告した他、非住居型建物で火災が発生したと伝えた。
南部ドニプロでも、朝6時頃に10回以上爆発が聞こえた。ウクルインフォルムの記者が伝えた。
中部ヴィンニツャ州では、ザボロトナ・ヴィンニツャ州軍行政府長官がフェイスブック・アカウントにて、ロシア軍の攻撃によりエネルギーインフラが破損したと伝えた。
ザボロトナ氏は、「本日未明、敵は再びエネルギーインフラを攻撃した。ヴィンニツャ州では、攻撃による破損が出ている」と書き込んだ。同時に同氏は、電力関係者の活動により朝の時点で全ての消費者に送電ができていると報告した。
中部ジトーミル州では、ブネチュコ・ジトーミル州軍行政府長官がフェイスブック・アカウントにて、25日未明のロシア軍の攻撃で木造の廃墟が破損し、火災が発生したと伝えた。火災は、救助隊により30分以内で鎮火。死傷者は出ていないとのこと。
Бійці ДСНС ліквідували наслідки ворожої атаки
Сьогодні вночі рятувальники залучались на гасіння пожежі, що виникла...
Опубліковано Головне управління ДСНС України у Житомирській області Вівторок, 24 грудня 2024 р.
西部イヴァノ=フランキウシク州では、オニシチューク・イヴァノ=フランキウシク州軍行政府長官がテレグラム・チャンネルにて、ロシア軍の朝の攻撃により州内で一部停電が生じていると伝えた。
オニシチューク氏は、「朝の警報時、敵はプリカルパッチャ地方も攻撃した。それにより、州の一部で停電が生じている。幸いなことに犠牲者は出ていない」と伝えた。
電力会社「DTEK」は、テレグラム・チャンネルにて、ロシア軍は25日朝同社の火力発電所を攻撃し、機材に深刻な破損が生じたと伝えた。
同社は、「今日ロシア連邦は、ウクライナの電力インフラに対して新たな大規模テロ攻撃を行った。DTEKの火力発電所が攻撃された」と書き込んだ。
同攻撃により、火力発電所の設備に深刻な破損が出たとし、攻撃が終わってから電力関係者が被害除去と機材復旧に取り掛かっているという。
また同社は、今回の攻撃はウクライナのエネルギー部門に対する13回目の大規模攻撃であり、同社に対しては10回目の大規模攻撃であり、また全面侵攻開始以降から数えると、200回以上の攻撃がDTEK社の火力発電所に対して行われていると喚起した。
電力会社「ウクルエネルホ」は、テレグラム・チャンネルにて、ロシア軍のウクライナに対する大規模攻撃により、停電措置を導入していると伝えた。