「プーチンは意図的にクリスマスに攻撃してきた」=ゼレンシキー宇大統領

ウクライナのゼレンシキー大統領は25日、ロシア首脳プーチンは意図的にクリスマスに攻撃してきたとし、ウクライナに対して70弾以上のミサイル、100機以上の無人機が発射されたと報告した。

ゼレンシキー大統領がフェイスブック・アカウントに書き込んだ

ゼレンシキー氏は、ロシアの大規模攻撃は毎回時間と準備を必要なのであり、決して思いつきで決定されるものではないとし、つまり目標だけでなく、攻撃の時間帯も日付も意図的な選択なのだと指摘した。

そして同氏は、「今日プーチンは攻撃のために意図的にクリスマスを選んだ。これ以上非人間的なことは何があり得ようか? 弾道のものも含む、70弾以上のミサイルと、100機以上の自爆型無人機だ。目標は私たちのエネルギー施設。彼らはウクライナの全面停電のために戦い続けている」と強調した。

同氏は、暫定情報で、ウクライナ防衛戦力は50弾以上のミサイルと、大半の無人機を撃墜したと伝えた。

同時に同氏は、「残念ながら着弾はある。現時点で、複数の地域で停電が生じている。電力従事者が、できるだけ早く送電を再開できるように活動している」と伝えた。

加えて同氏は、「現在国のために働いている人、戦闘任務に就いている人、空を守っている人」に感謝し、「最大限復旧する。ロシアの悪はウクライナを壊さないし、クリスマスを歪めない」と書き込んだ。

これに先立ち、ウクライナへの全面侵略戦争を続けるロシア軍は、25日未明から朝にかけて、同国各地のエネルギー施設への大規模なミサイル攻撃を行っていた

写真:大統領府