ウクライナ保安庁、露FSBの指示を受け工作を計画していた男性を拘束

保安庁(SBU)職員は、ロシア連邦保安庁(FSB)の指示で、3月の大統領選挙に向けたテロを準備していた男性を拘束した。

10日、統一部隊作戦本部広報室がフェイスブック上で発表した。

発表には、統一部隊に加わるSBU職員が、マリウポリ駐屯地軍事検察の監督の下、テロ・グループの形成準備を摘発したこと、2018年8月から2019年1月にかけて行われた作戦において、K氏が手榴弾、マカロフPMを11丁(5250米ドル相当)、覚せい剤(アンフェタミン)11グラムの販売(5000フリヴニャ獲得)、また捜査機関職員に対して600ドルを渡したことが判明していると伝えられた。

このK氏は、2019年1月10日、3丁のマカロフPMを入手しようとしていたところを拘束されたと発表された。

発表文には、「K氏は、現時点で特定されていない人物との暫定合意と、ロシア連邦保安庁(FSB)職員との調整にもとづいて行動していた。目的は、ウクライナ大統領選挙期間中の、ウクライナ領でのテロと大規模騒動を起こすことによる、野党政治勢力の武力支援であった」と書かれている。

現時点では、同人物居住地の家宅捜索による捜査が行われており、この結果、容疑、予防措置が決められることになると発表されている。