ウクライナ汚職対策機関、国会議員に違法蓄財の容疑を伝達

ウクライナの政権高官による汚職犯罪の追訴に特化した法執行機関「特別汚職対策検察(SAP)」は、現役のウクライナ最高会議(国会)議員に対して、違法蓄財の容疑が伝達されたと伝えた。

17日、SAPがフェイスブック・アカウントで発表した

捜査班は、2021〜2022年に同議員は、同期間の公式の収入と貯蓄を2000万フリヴニャ(約7300万円)以上超える資産を得たことを明らかにしたという。

そして、容疑者は、不当資産として入手した資金で、法人を通じて、オデーサ市近郊で建物を購入し、現在そこに居住しているという。

同議員の行為は、ウクライナ刑法典第368−5条「違法蓄財」に該当すると書かれている。

法典上、罪が確定した場合、5〜10年の禁錮刑、最長3年の特定の職への就任あるいは特定の活動への従事の権利が剥奪されることが定められている。

他報道機関は、この容疑者は、与党議員のイリーナ・アラフヴェルジイェヴァ(現在の姓はコルミシキナ)だと報じている