国家捜査局、チョルノヴォル元議員にマイダン革命時の意図的殺人容疑を伝達
10日、国家捜査局は、元最高会議議員(人民戦線党会派)のテチャーナ・チョルノヴォル氏に対して、2014年2月のマイダン革命期における地域党事務所放火による殺人の容疑を伝達した。
国家捜査局広報室が公表した。
発表には、「国家捜査局捜査官は、第8最高会議最高会議議員に容疑を伝達した。この人物は、複数人物の事前合意により多くの人物の生命にとって危険な手段で実施された他者の意図的違法殺害の容疑がかけられている」と書かれている。
国家捜査局は、2014年2月18日、チョルノヴォル氏が複数人物の行動を指揮し、キーウ(キエフ)市中心部リプシカ通りのある政党の事務所がある建物の放火に直接加わったのだとし、火災の結果として、同党事務所にいた1948年生まれの職員が死亡したと指摘した。
また、同局は、4月10日に国家捜査局がこの人物の自宅に家宅捜索を行い、「捜査にとって証拠となるもの、刃物・銃器・銃弾の徴候のある物品」を押収したと伝えた。
今後、容疑者の罪が証明された場合、10〜15年の禁固刑あるいは終身刑となると書かれている。
これに先立ち、テチャーナ・チョルノヴォル元最高会議議員は、同日キーウ州ボリスピリシキー地区ホラ村の同氏住居へ国家捜査局の特殊部隊がマイダン捜査の一環で訪れたと伝えていた。
テチャーナ・チョルノヴォル氏は、第8最高会議議員(人民戦線党会派)であり、ウクライナの記者・市民活動家として知られる人物。