裁判所、親露政治家メドヴェチューク容疑者の自宅軟禁を決定
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キーウ(キエフ)市ペチェルシキー地区裁判所は13日、ヴィクトル・メドヴェチューク容疑者(野党生活党幹部)の未決囚予防措置に24時間の自宅軟禁を選択した。
ウクルインフォルムの記者が伝えた。
ヴャチェスラウ・ピドパリー予審判事は、「24時間の自宅軟禁の形を取る予防措置を適用する。同氏に自らの居住地から出ることを禁じる。(中略)2021年7月9日までである」と発表した。
メドヴェチューク容疑者にはまた、GPSによる位置情報提示を目的に電子ブレスレットの装着が義務付けられた。
メドヴェチューク容疑者の予防措置選択裁判の様子 写真:アナトリー・シリク/ウクルインフォルム
メドヴェチューク容疑者は、判決につき「判決があるなら、私は家にいる」と発言した。また、野党生活党会派の政治活動は継続するとも述べた。
裁判所から出るメドヴェチューク容疑者 写真:アナトリー・シリク/ウクルインフォルム
これに先立ち、11日、ヴェネジクトヴァ検事総長がヴィクトル・メドヴェチューク最高会議議員とタラス・コザーク議員2名に対する国家反逆罪とクリミアにおける国家資源略奪未遂罪の容疑文に署名を行なった。
バカーノウ・ウクライナ保安庁(SBU)長官は11日に、SBUにはヴィクトル・メドヴェチューク最高会議(国会)議員とタラス・コザーク同議員の侵略国ロシアとの違法活動の証拠があると発表している。