チェコでクリミア占領関与のロシア国民拘束
チェコ首都のプラハ空港にて、ウクライナの要請により出されていた国際逮捕状を根拠に、クリミア占領に関わったとされるロシア連邦国籍の男性がチェコ当局に拘束された。
12日、ラジオ・スヴォボーダ通信がロシアの報道をキャリーして伝えた。
報道によれば、在チェコ・ロシア連邦大使館のニコライ・ブリャキン代表は、「チェコ警察が、プラハ空港でロシア国民のアレクサンドル・フランチェッチ氏を拘束した事実を認めた」と発言した。
チェコ警察はフランチェッチ氏拘束につき公式発表を行っていない。
ウクライナ外務省のオレフ・ニコレンコ報道官は、ウクルインフォルムに対して、外務省はフランチェッチ氏引き渡しに向けた手続きを行っているとコメントした。
ニコレンコ報道官は、今回のフランチェッチ氏拘束は、ウクライナとチェコの法執行機関が行動を調整した結果だとし、アレクサンドル・フランチェッチ氏はロシアによるクリミア占領への参加を含め、ウクライナに対する複数の犯罪を実行した責任が問われていると指摘した。
報道官は、「ウクライナは現在、アレクサンドル・フランチェッチ氏をウクライナの司法に引き渡すために不可欠な手続きを終わらせるために作業しているところだ」と伝えた。