オデーサ市長に汚職犯罪容疑伝達

ヴェネジクトヴァ検事総長と国家汚職対策局(NABU)は、ヘンナジー・トルハノウ・オデーサ市長はじめオデーサ市幹部に対する汚職犯罪の容疑を伝達したことを発表した。

ヴェネジクトヴァ検事総長は6日、フェイスブック・アカウントにて、容疑文書に署名したことを伝えた

検事総長は、「社会に報告する。NABU捜査官と特別汚職対策検察(SAP)検察官の刑事捜査の一環で、私は5つの容疑に署名した。(中略)容疑者となったのは、市長、市の幹部数名、有名なオデーサ市民1名。その人物の役割は捜査によって注意深く分析された」と伝えた。

また、NABUもまた、テレグラム・チャンネルにて、本件につき、オデーサ市長らに容疑を伝達したと発表した

発表には、10月6日、オデーサ市長と同市幹部3名に職権濫用とオデーサ領域共同体の資産を違法に獲得し、その後違法に手に入れた資産を合法化した犯罪組織への参加の容疑を報告したと書かれている。

今回の捜査で犯罪への関与が明らかになったのは16名。内10名は、犯罪組織に参加しており、残りは、その他の犯罪実行の共犯者だと説明されている。

2016年から2019年の犯罪行為により、オデーサ市領域共同体は、少なくとも6の土地(計15.9ヘクタール)を失い、違法に1億3100万フリヴニャを市の予算から失っているとし、分析結果にて判明している本件の被害総額は6億8900万フリヴニャとなると説明された。

捜査は継続しているとのこと。