レシチェンコ宇農業相の暗殺を計画していた人物2名を拘束=内務相
ウクライナの治安機関は、ロマン・レシチェンコ農業政策・食料相の暗殺を計画していた人物を拘束した。
18日、デニス・モナスティルシキー内務相が記者会見時に発言した。ウクルインフォルムの記者が伝えた。
モナスティルシキー氏は、暗殺計画はレシチェンコ氏が国政に携わり始める前の2018年時点の活動に関わっていたとし、暗殺を発注した人物はレシチェンコ氏から資産を奪おうとしていたと指摘した。
暗殺を発注したのは、ウクライナ国民と米国民の2名だという。
モナスティルシキー氏はまた、今年の8月時点に国家警察戦略捜査局へ、あるウクライナ国民が別のウクライナ国民の殺害を依頼するための殺し屋を探しているとの通報があったと指摘した。
警察は、殺し屋と思われる人物を特定し、発注者と殺し屋の間のやりとりを全て記録し、またもう一人発注者である米国民の存在も確認し、その人物が同犯罪の主要な発注者であることを明らかにしたという。
モナスティルシキー氏は、今回の米国民拘束につき、在ウクライナ米大使館には拘束直後に連絡しており、米側は協力の準備があると表明したと伝えた。
なお、レシチェンコ氏は、2020年12月に農業政策・食料相に任命された人物。それ以前は、2019年10月からは土地問題大統領全権を、2020年6月からは国家測地・地図・地籍庁長官を務めていた。