キーウ地方裁判所、ポロシェンコ前大統領の資産を凍結
キーウ(キエフ)市ペチェルシキー地区裁判所は6日、ウクライナ東部ドネツィク・ルハンシク両州一部地域(CADLO)からの石炭供給捜査にて容疑のかけられているペトロ・ポロシェンコ欧州連帯党党首(前大統領)の資産を凍結する判決を下した。
同日の公判後、ポロシェンコ氏の弁護士イーホル・ホロヴァニ氏が記者団に伝えた。
ホロヴァニ氏は、「ボルトニツィカ予審判事がペトロ・ポロシェンコ氏(の資産)凍結要求を満たした」と発言した。
同時によれば、本判決の全文は1月14日に読み上げられるという。弁護士側は、控訴するとのこと。
ホロヴァニ氏は、凍結されたのは、ポロシェンコ氏が資産申告しているものだと伝えた。
なお、ポロシェンコ氏は現在国外に滞在しており、1月17日にウクライナに帰国する予定だと伝えている。
これに先立ち、12月20日、ウクライナの国家捜査局が、ペトロ・ポロシェンコ氏に、国家反逆罪とテロ組織活動幇助の容疑を伝達していた。国家捜査局は、ポロシェンコ氏がロシア連邦幹部代表者をはじめとする複数人物との事前談合を通じて、テロ組織『LPR』と『DPR』の活動を幇助した容疑がかけられていると発表していた。