汚職犯罪容疑の前ウクライナ中銀総裁、国際指名手配に
ウクライナの政権交換の汚職犯罪の捜査を管理する特別汚職対策検察(SAP)は、同国前中銀総裁であり、ウクルハズ銀行の資産横領の容疑がかけられているキリロ・シェウチェンコ容疑者を国際指名手配としていると発表した。
ポストリュークSAP報道官がウクルインフォルムにコメントした。
ポストリューク氏は、「前中銀総裁は、ウクルハズ銀行での横領事件で国際指名手配の対象となっている」と発言した。
これに先立ち、10月24日、ウクライナの汚職犯罪捜査機関「国家汚職対策局(NABU)」が2億フリヴニャ(約8億円)以上の横領容疑のかけられている、キリロ・シェウチェンコ前中央銀行総裁を含む、3名の人物の指名手配への指定を発表していた。
シェウチェンコ容疑者に対しては、2014年から2020年にわたり、国営「ウクルハズバンク」取締役会長職に就いていた際の、2億600万フリヴニャ以上の損失をもたらした汚職スキームの策定容疑がかけられている。