プーチンは123か国で安全でいられない=国際刑事裁判所所長
国際刑事裁判所(ICC)のホフマンスキ所長は17日、プーチン露大統領の逮捕状が発布された今、プーチン氏はローマ規程締約国123か国にて安全ではいられなくなると発言した。
ホフマンスキICC所長が米CNNにコメントした。
ホフマンスキ氏は、「逮捕情報は『魔法の杖』ではないが、しかし、私たちは、私たちの手続きの一環で出された逮捕状の抑止効果を信じている。また、私たちは、それが私たちが仕事をしているということ、被害者を放置せず、忘れず、期待されていることを行っていることを世界に示す非常に重要なシグナルだと信じている」と発言した。また、同氏は、「世界の国々の3分の2にあたる123か国(編集注:ローマ規程締約国)において、彼は安全ではなくなる」と指摘した。
さらに同氏は、全ての締約国はICCに全面的に協力する法的義務を負っており、それはICCが出した逮捕状を根拠に逮捕を執行しなければならないことを意味すると発言した。
同時に同氏は、逮捕状は「ゲームの終わり」ではなく、この事件は「拡大し得るもので、ウクライナ領で行われたとされる他の残虐行為にも関わっている可能性がある」と指摘した。
これに先立ち、17日、国際刑事裁判所(ICC)は、プーチン露大統領と同国のリヴォヴァ=ベロヴァ児童問題オンブズマンの逮捕状を発布していた。