「ウクライナ侵略犯罪追訴国際センター」がハーグに開設

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3日、オランダ・ハーグにて、「ウクライナにおける侵略犯罪追訴国際センター」が開設が発表された。

欧州司法機構(ユーロジャスト)で記者会見が行われた。ウクルインフォルムのハーグ特派員が伝えた。

欧州連合(EU)のフォンデアライエン欧州委員長は、同センター開設に際してツイッター・アカウントにて、「犯人の責任追及のためのロシアの犯罪の証拠の収集と記録だ。これは、侵略犯罪のための法廷への最初の一歩だ」と伝えた

記者会見時、ハーン国際刑事裁判所(ICC)主任検察官は、どのような分析からも、ロシアの対ウクライナ戦争は第二次世界大戦終結後の世界の最初の侵略事例ではないとしつつ、「しかし、私たちは、私たちの次世代のため、全世界の平和と安定のための道を求め、見つけなければならない。国連憲章の項目、国連憲章の対立の平和的解決という基本原則、侵略犯罪の禁止、これらが私たちに必要なものだ」と発言した。

さらにハーン氏は、今回開設された「ウクライナにおける侵略犯罪追訴国際センター」の独立性と公平性を強調し、「私たちはウクライナの側にいるわけではない。私たちは正義の側におり、私たちは独立しており、公正である。私たちには、子供たちのため、犯罪がより少なく、正義がより大きい私たちの未来のために、平和を希求する全ての者と共通の事柄を行う必要がある」と発言した。

また、欧州司法機構(ユーロジャスト)のハムラン代表は、記者からの質問に対して、同センターには、約20人の複数の国出身の検察官が勤務すると答えた。

ハムラン氏は、「中心としては私たちはここに位置していく。私たちには、検察がここユーロジャスト内に常駐する。私たちは、約20人の様々な国の検察官を期待している」と発言した。

さらに同氏は、「侵略犯罪は、あらゆる他の犯罪を生み出すのであり、私たちは、侵略犯罪を基本的国際犯罪のリストに加えることで、非常に重要な不処罰のギャップを埋めている。このプロセスを始めることで、私たちは、あらゆる現存の証拠をまとめ、それら証拠を分析し、それらのウクライナ語と英語への翻訳を始める。現在あるいは未来に、国内あるいは国際審理で、それが必要となった時に全てにアクセスできるようにするためだ」と発言した。