ウクライナ北部スーミ市市長、収賄容疑で拘束

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ウクライナ北部スーミ市の市長とスーミ州インフラ局長が2日収賄犯罪現場で拘束された後、3日同容疑を伝達された。

特別汚職対策検察(SAP)がテレグラム・チャンネルで発表した

発表には、「SAP幹部が同意し、国家汚職対策局(NABU)捜査官が参加した上で、213万フリヴニャという特別高額の不当収益の要求と取得が摘発されたスーミ市長に対して、容疑を伝達した」と書かれている。

また、共謀者であるスーミ州インフラ局長にも同様の容疑がかけられているという。

発表にはさらに、捜査時に、スーミ市議会執行委員会が家庭廃棄物管理のために新たに経済的に妥当な手数料を設定するという問題を解決し、企業の経済活動に人為的な障害を引き起こさないために、これら幹部が不法な利益を要求したことが判明したと説明されている。

2022年11月から2023年10月にわたり、捜査班は、これら人物が213万フリヴニャ(編集注:約866万円)の不法収益を獲得したことを記録したという。

なお、スーミ市長とインフラ局長は、10月2日、143万フリヴニャの賄賂を受け取った直後に摘発されている。

SAPは、現在容疑者の裁判前未決囚予防措置が裁判所によって選択されているところだとし、その際SAPは、保釈金を設定した上での両名の拘禁を求めていると伝えた。また、捜査は継続しているという。

なお、SAPは、両名の名前を発表していないが、スーミ市議会公式ウェブサイトによれば、現在のスーミ市長はオレクサンドル・リセンコ氏である。