キーウで銃撃され負傷していたカザフスタンの野党系記者サディコフ氏が死亡
6月18日にキーウ市内で不明の人物に銃撃を受けて負傷していた、カザフスタンの野党系記者アイドス・サディコフ氏が、7月2日に死亡した。
サディコフ氏の配偶者、ナターリヤ・サディコヴァ氏がフェイスブック・アカウントで報告した。
サディコヴァ氏は、「アイドス・サディコフが今日キーウ時間3時に私たちの元を去った。私の愛しの夫、私たちの3人の子供の父、カザフ民族の偉大なる息子。アイドスは、自らの人生をカザフスタンに捧げ、殺し屋の手により殉教した。13日間、アイドスは集中治療室で命を巡って闘ってきたが、奇跡は起こらなかった。彼の氏は、トカエフの良心にかかっている」と書き込んだ。
ウクライナの検事総局は、テレグラム・チャンネルにて、今回のサディコフ氏の死亡を受け、容疑者にかけられている容疑を「意図的殺人」に変更したと発表した。
これに先立ち、6月18日、キーウ市シェウチェンキウシキー地区にて、拳銃を持った不明の人物がアイドス・サディコフ氏と配偶者の乗る自動車に近付き、サディコフ氏を銃撃し、逃亡していた。
サディコフ氏殺人未遂事件では、2名の人物に容疑がかけられているが、2名ともウクライナ国外に逃亡していることが判明している。
カザフスタン検察は、容疑者の内の1人、アルタイ・ジャカンバエフ氏が自らカザフスタン当局に連絡してきたとし、同氏を拘束したと発表していた。