ウクライナの海兵隊、英国指導官による訓練開始
ウクライナ軍の海兵隊が、訓練ミッション「ORBITAL」にて、イギリスの軍事指導官の指導のもと、北大西洋条約機構(NATO)基準にもとづいた軍事訓練を始めた。
21日、ウクライナ国防省が伝えた。
訓練は、二等兵曹養成、諜報コース、対狙撃戦闘コース、夜間戦闘コースの4種。発表には、「オデーサ州の訓練場の一つにて、イギリスの訓練ミッションのプログラム『ORBITAL』によるコースが始まった。訓練の主な目的は、ウクライナ軍人を様々な条件下で戦闘をできるようにし、NATO基準に応じた部隊を養成することにある」と書かれている。
発表によれば、イギリス軍の指導官は、ウクライナ海兵隊による統一部隊作戦圏での課題遂行のために自らの経験を教えていくとのこと。
イギリス指導官グループの司令官であるコートニー・リーズ大佐は、訓練プログラムは行われる度に補完されており、ウクライナ側も、どの訓練が自分たちとって最も効果的かを決められるようになっていると指摘し、「全てのコースが見直され、改善されてきている。活動開始の前に、司令部との会談が行われるのだが、その際に、コース時に何を教えると最も効果的かが決められる。私たちは、ウクライナ軍代表者の需要に応じて行動しているのである」と説明した。
発表には、リーズ大佐が、イギリス軍人も、同時にウクライナ軍の経験を得ており、その経験はイギリス軍人が将来活用できるものかもしれないと発言したことが伝えられている。