ウクライナ・ポーランド・リトアニアの3大統領、ルブリンで3国共同旅団を視察
ポロシェンコ大統領は、リトアニア・ポーランド・ウクライナ旅団「LitPolUkrBRIG」が、すでに非常に能力の高い部隊となっていると指摘した。
22日、ポロシェンコ大統領が、ポーランドのルブリンにて3国の大統領がリトアニア・ポーランド・ウクライナ旅団の参加軍人と面会した後に開催された共同記者会見時に発言した。ウクルインフォルムの特派員が伝えた。
ポロシェンコ大統領は、「この旅団の設立のために多くの努力が割かれた。現在、私たちは、この旅団が非常に能力の高い部隊となっているのを見ている」と発言した。
また同大統領は、450年前にルブリンにて、ポーランド王国とリトアニア大公国が統合され、ポーランド・リトアニア共和国となったルブリン合同と呼ばれる歴史的出来事に言及し、現在、3国共同旅団のあるルブリンは、リトアニア、ポーランド、ウクライナの強力な同盟のシンボルとなっていると指摘した。
一方、ドゥダ・ポーランド大統領は、「リトアニア・ポーランド・ウクライナ旅団は、北大西洋条約機構(NATO)に加盟する意思のある私たちの偉大な隣国、ウクライナとの協力である。私とグリボウスカイテ・リトアニア大統領は、ウクライナの軍人がポーランドとリトアニアの軍人とともにこの旅団に従事しており、この旅団でともに戦闘能力を向上させていると強調している。これにより、ウクライナ兵は、ウクライナのNATO加盟の展望を強化しているのである」と発言した。
また、ドゥダ大統領は、ウクライナ軍人はポーランドとリトアニアから学んでいるだけでなく、2014年以降、ウクライナ軍人が対露侵略、本当の戦争で得た経験を彼らに伝えているのだと強調した。
同大統領は、2019年は、この3国共同旅団は、カナダ、アメリカ、ジョージア、モルドバ等の軍人との共同訓練が予定されていることを伝えた。
またグリボウスカイテ・リトアニア大統領は、ウクライナがNATOと欧州連合(EU)加盟路線を書き加える憲法改正を採択したことを歓迎し、リトアニアはこれを支持すると述べた。
グリボウスカイテ大統領は、リトアニア・ポーランド・ウクライナ旅団の設立は、私たちが様々な手段でウクライナを支援できるということを示すことが目的であると指摘するとともに、「私たちは互いに教えあうだけでなく、どのように自らの国を守るかを学んでいるのである」と強調した。