ウクライナの特殊作戦部隊の東部戦争での死者数80名=ゼレンシキー大統領
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ウクライナの特殊作戦部隊の軍人は、ロシアのウクライナ東部侵略開始以降、1万近い作戦を遂行してきた。また、同部隊から80名の死者が出ている。
ゼレンシキー大統領がジトーミル州にて「特殊作戦部隊の日」に合わせて実施された行事で登壇した際に発言した。ウクルインフォルムの記者が伝えた。また同行事は、大統領府がフェイスブック・アカウントにて中継した。
大統領は、「ドンバス戦争の期間、同部隊の人員により1万近い特殊作戦が遂行された。特別な勇敢さ、英雄的活躍、忠誠心を称え、600人以上の軍人に勲章が授けられ、7人の特殊部隊軍人に高位の『ウクライナの英雄』の称号が与えられた」と発言した。
同時に大統領は、同期間で80名の特殊部隊軍人がウクライナのために命を捧げたと伝えた。
写真:大統領府
また大統領は、2014年5月26日、ドネツィク空港の防衛を最初に開始したのは特殊作戦部隊であり、彼らが敵の携帯式防空ミサイルを操る戦闘員を攻撃したのだと伝えた。
さらに大統領は、特殊作戦部隊は2020年、ウクライナ軍の中で最初に北大西洋条約機構(NATO)加盟国軍に典型的な組織へと変わり、またソ連式狙撃武器を最新のウクライナ製装備に変えたのだと伝えた。
その他、大統領は、特殊作戦部隊は国際協力も進めており、NATOの特殊作戦部隊と完全に統合している部隊もあるとし、特殊作戦部隊の第140センターは、特殊作戦部隊としての認証を受け取っており、NATO内で課題遂行に関与する権利を持っていると説明した。大統領は、同部隊は、NATO加盟国ではない国からの部隊として認証を受け取った最初のケースであると指摘した。