ロシアは対ウクライナ侵攻の口実作りに「偽旗作戦」を準備=米政権

米国防省は、ロシアがウクライナに対する軍事侵攻の口実作りのために「偽旗作戦」を準備しているという信頼できる情報を入手していると発表した。

14日、米国防省のカービー報道官が発表した。ウクルインフォルムの特派員が伝えた。

カービー氏は、「同国(ロシア)は、侵攻の口実を得るために、ロシア人あるいはウクライナのロシア語話者住民に対する攻撃に見せかけた、我々が『偽旗作戦』と呼んでいる作戦の実施のために、工作員グループを事前配置した」との信頼できる情報を得ていると発言した。

また、米ホワイトハウスは同日、通信傍受したやりとりをもとに、ロシアが、特に工作活動と情報作戦を通じて、侵攻のための口実を作り出すための機会を作り出したと伝えた。ロシアは、ウクライナが占領地のロシア勢力に対する「攻撃を計画」しているとして、同国を非難することを計画しているという。

米国報道によれば、露クレムリンはすでに本件につきコメントしているという。露RBCによれば、ペスコフ露大統領報道官は、「それら全ての声明は根も葉もないものであり、何によっても確認されていない」と述べたという。

また、サリヴァン米大統領補佐官(国家安全保障問題担当)も13日の会見にて、米国情報機関はロシアがウクライナへの侵攻の口実を作り出すために準備をしているという情報があると指摘していた。