ウクライナはドイツと武器供与について対話を続ける=クレーバ外相
ウクライナのクレーバ外相は17日、ベーアボック独外相との会談時、ドイツによるウクライナへの武器供与の可能性について協議を行ったと発言した。
クレーバ外相がベーアボック独外相との共同記者会見時に発言した。ウクルインフォルムの記者が伝えた。
クレーバ外相は、「今日、私たちは、ドイツからウクライナへの武器供与の問題について協議した。私は、ウクライナ側の主張と立場を示した。しかし、私たちは何よりもまず、私たちが今ドイツとともにノルマンディ・フォーマットで結果を出すために行っている努力が結果を出すように、外交が機能することを望んでいる(編集注:同フォーマットを通じた外交によるロシア・ウクライナ紛争解決の進展が優先課題であるとの意)」と発言した。
同氏はまた、「私たちは、どのような武器がどこで得られるか、それを私たちの領土の防衛のみにどのように利用できるかにつき、よく把握している」とも発言した。さらに、「私たちは、それに向けて毎日仕事をしており、非常に良い結果を得ている。本件に関する私たちのドイツとの対話は継続される」と指摘した。
なお、メリニク在独ウクライナ大使は、ベーアボック独外相のウクライナ訪問の前に、ドイツ政府に対して、ウクライナに対する防衛用武器供与拒否の政策を見直すよう呼びかけていた。
また、独ビルド紙は12月、ドイツは2021年5月以降、北大西洋条約機構(NATO)のメカニズムを使い、同機構の他の加盟国がウクライナに防衛用武器を売却することを妨害していたと報じていた。